「鉱山都市GEAD City」で彫金師をされている和田佳樹氏インタビュー


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Image illustrations 駒井春樹(http://www.harukikomai.com/)

海を渡り、山を越え、遠く離れた場所にある私の故郷、鉱山都市GEAD City(http://www.geadcity.com)。GEADはそんな架空の世界をモチーフにスチームパンクアクセサリーを生み出し続けている日本のハンドメイド彫金ブランドである。【鉱山都市GEAD】とそこに住まう人々の物語をベースに、その世界で人々が身につけているものや、物語の登場人物達が作り上げた品々を【鉱山都市GEAD】から”こちらの世界”に紹介するという形で多くの作品を製作・販売している。

日本のスチームパンクシーンを担うブランドの1つとして、GEADはこれまでに日本蒸気博覧会やスチームガーデンといった、国内の代表的なスチームパンク・イベントに出店している他、ワンダーフェスティバルやデザインフェスタといったアートイベントにも多く出店しており、スチームパンクの枠だけにとどまらない活動を続けている。

 

そんなGEADで活動、製作をされている和田佳樹さんにお話を聞いてみました。

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編集部:スチームパンクと出会った最初のきっかけは?

 

和田さん:スチームパンクという言葉が世間で使われ始めるもっと前、それこそ無意識のうちに出会っていたと思います。
最初の出会いというか今でも痛烈に印象に残ってる一番古いものは漫画家の鳥山明さんが「ドラゴンボール」の作中に描いていた機械(ブルマが乗ってたバイク)のイラストですね。
「なんだこの古臭いのに未来的でカッコいいデザインは!!」って思いました。
子供ながらにレトロさとそれに反するオーバーテクノロジーな世界に惹かれたのだと思います。
目に見えないデジタル的なファンタジーよりも歯車・蒸気エンジンとかのレトロさのあるアナログファンタジーの方が妙に説得力があるように感じて、当時の自分にはすんなり受け入れられたんだと思います。

 

編集部:なるほど…!たしかにドラゴンボールのコミックス表紙(4巻:http://www.amazon.co.jp/dp/B00A47VS78/ref=cm_sw_r_tw_dp_11dkwb1P5RWDW)で悟空が乗ってる乗り物など、とても印象的なものが多い感じがします。初期からレッドリボン軍あたりにかけてのあたりまで(分かる人居るかな…)とかって、そういった乗り物のオンパレードでしたよね。GEADで「発明家ヘンドリック(http://www.geadcity.com/item_h.html)」にカテゴライズされている作品群にも、そのエッセンスが含まれているように感じました。
スチームパンク以前に、既に和田さんの中で、その魂が培われていた、そして、今、GEADという世界と作品がスチームパンクで注目を浴びているのは、とても興味深いです。そんなGEAD作品、または製品を作る上でのこだわりや、大切にしている事はありますか?

 

和田さん:GEADでは、ファンタジーの世界(非現実)とリアル(現実)の境界線を限りなく曖昧なものにさせる為、二次元的要素(ストーリー・イラスト等のビジュアルイメージ)と三次元的要素(アクセサリー・ファッション)を融合させ、匂い・重さ・質感を直接肌で感じることで、より強くもっと身近にファンタジーの世界を楽しんでもらう・・・いわゆる没入感に近い感覚になってもらえる【空気感】作りを一番大切にしています。
作品作りに対してのこだわりは「ただスチームパンクっぽい物の集合体」にするのでなく、何の為にここに歯車があるのか?この配管には何が流れているのか?っていうリアルな部分を自分の中でちゃんと持つことで、最初に自分がスチームパンクと出会ったときに感じた『妙なリアリティー』の表現ができたらと思っています。

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編集部:歯車や配管をとりあえず取ってつけただけのアクセサリーやブランドが、スチームパンク最初期にたくさんこぞって登場しました。もちろん、それらの中にも魅力的なものがありましたが、当初の勢いは失われているように感じています。それは同時に製作する上でのキーワードやテーマが固定されているスチームパンクの難しさみたいなものでもあると思うのですが、今回、改めてお話を聞く事でGEADはしっかりと独自性と軸を持って1歩も2歩も先を見据えた活動しているという事が分かりました。
そうなってくると、次の展開や企画がとても気になるところなのですが…。
もしよろしければ、お話出来る範囲でお聞かせ願えますか?

 

和田さん:そうですね、かなり壮大な夢ですが、最終的な目標はGEADの街の一部を実際に再現するところまでいきたいです。
建物から内装・家具・服・日用品、普段自分達が当たり前に使っている全ての物がGEADという世界のフィルターを通して表現できるようになりたいです。
勿論個人の力で作り上げていけるものではないので、家具職人、革職人、服飾デザイナーその他沢山の人達と共同で協力し合ってひとつのテーマパーク化したブランドとしての活動が出来るようになれたら最高です。
その足掛かりになれるように、現在企画進行中なのが2016年春先頃にGEADの実店舗をオープンさせたいと思っています。
他には既存のイベントに頼った露出の仕方だけではなく、自分達の方からも何か仕掛けられる枠組み作りをしていきたいですね。

 

編集部:街を再現!?テーマパーク!?実店舗をオープン!?というよりも、そんなに話していただいていいんですか!?それってつまりスチームパンクの枠を越え、GEADというジャンルを確立しようとしている!?といういけない予感を抑えつつ、その全てが実現したGEADの姿を心から見たいなと思いましたし、そうなった時の日本の作家シーンというか、美術、造形の面白さみたいなものが、かなり増幅されるんじゃないかと期待感でいっぱいになる展開な気もしました。そして、そんな目標を持っているGEADは、これからもスチームパンクの世界を引率していく存在の1つであり続けるのは間違い無さそうですね。
また、このような姿勢ってスチームパンクに留まるだけではなく、個人の作家の良い目標にもなると思うんですが、これから作家を目指している人にメッセージなどありましたら是非。

 

和田さん:自分はまだまだ作家として新人の部類なのでアドバイスできる程でも無いですが、これから作家を目指している人には「いろんなものを見て、いろんな世界を知ってもらいたい」ということです。
多くの物を見て感じ、自分の知らない世界を知ることで作家としての『引き出し』の数を一つでも多く持って欲しいです。
作り手としての技術や知識は続けていけば自然と伸びていくので『技術者としての引き出し』は時と共に大きく育っていきますが、その大きな引き出し1つから取り出せるモノはいつも1つだけです。
かなり極端な例えになりますが、作家として三つの引き出しの中から一個ずつ取り出したとき、その組み合わせ方は6通りもあります。
その組み合わせ方がその人のオリジナルであり面白さに繋がると思います
『沢山ある引き出しの中から取り出してきた物を組み合わせて新しい物を作る』この作業が出来る人を私は作家だと思っています。
なので、これから作家を目指す人には自分だけの引き出しを沢山作ってもらう為にも「いろんなものを見て、いろんな世界を知ってもらいたい」ですね。

 

編集部:貴重なメッセージありがとうございます。
GEADもしくは和田さんの活動は、これからもたくさんの人に影響していくと思いますし、いわゆる憧れの対象にもなっていくんじゃないかなーと想像しております。
最近、デザフェスやワンフェスなどのイベントを介してsteel drops(http://www.steeldrops.org/)の三輪一樹氏と「闇商店」でコラボをされていたりで交友があるようですが、和田さんからの印象などはいかがですか?

 

和田さん:簡単に言うと「悪友」ですね。(笑)
出会ってまだ一年程しか経っていませんが、年齢が一緒だったり物作りに対する考え方が近いということもあって旧友のような錯覚をしてしまうことが多々あります。
純真に楽しいこと面白いことが好きなので「イイ悪ガキ」というか、自分だったらブレーキをかけちゃうところでも躊躇わずアクセルを踏み込める性格は見ていてヒヤヒヤする時もありますが羨ましく思いますね。
物作りに対してのストイックな姿勢や好きな事にはとことんのめり込む性格も尊敬できるので、彼と一緒に何かの企画をするときは「本気でふざける」「真剣に馬鹿をする」みたいなことが自然とできるのが彼の魅力だと思います。
これからも良き悪ガキ同盟を組んでもらえたら嬉しいですね。

 

編集部:悪友ですか(笑)。
たしかにアクセル全開で平気でぶつけてきますよね(笑)。
三輪一樹氏には編集部もお世話になっておりまして、和田さんの印象を聞いた時に本人も「ようやくモノ作りの友達が出来た!」と仰ったおられたので、よほど相性が合ったのだろうなと、それで今回の「闇商店」でのコラボなのかと合点がいったのですが、本当にお互いに尊敬しあっているからこそ実現した企画なのかなーと思いました。「闇商店」、今後の展開がとても楽しみです。

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編集部:最後に、
お好きなお酒と出来ればその銘柄などありましたら教えてください。

 

和田さん:基本的にアルコールが含まれてたらなんでも大歓迎ですが・・・
今は日本酒にハマってます。
最近飲んで美味しかった銘柄は「篠山 秀月」「香住鶴 山廃大吟醸」ですね。

他には洋酒でラム・ウォッカをいろんな飲み方で飲んでます。
あー、定番はビールですね。

つまりお酒であれば何でも美味しくいただいております。

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http://www.amazon.co.jp/dp/B00N5G1G1S/ref=cm_sw_r_tw_dp_GKbnwb018KJ51 

 

編集部:ありがとうございました。
GEADの和田佳樹さんでした。
今後も新作や活動に目が離せませんね。
CRITERION FREAKでは今後もGEADの動向に注目したいと思います。

 

 

そんなGEADの製作、販売するアクセサリーは現在公式のオンラインストア(http://geadcity.thebase.in/)から購入できる他、ヴィレッジヴァンガードのオンラインストア(http://vvstore.jp/feature/detail/5687/)からも購入することが可能です。その他下記の店舗で委託販売を行っています。

・Lovery Grace(通信販売)
http://www.lovelygrace.jp/SHOP/g13014/list.html

・VILLAGE VANGUARD ONLINE STORE(通信販売)
http://vvstore.jp/feature/detail/5687/

・A STORY 渋谷店
http://handmade-watch.com/top.html
http://heavenscafe.net/?mode=grp&gid=1247751(通信販売)
東京都渋谷区神南1丁目14番地8号 南部ビル#201
TEL 03-6884-4957
営業時間 12:00〜20:00
基本無休

・Shop&Gallery Ko「ショップ&ギャラリー Ko」
兵庫県神戸市中央区京町80 クリエイト神戸2階
営業時間:10:00~17:00
月曜定休

また、インタビューにも出てきました特撮ギター研究所(http://www.miwakazuki.jp)の作家、三輪一樹の手がけるアクセサリーブランド、steel drops(http://www.steeldrops.org/)とコラボレーションしたコンセプトショップ、『闇商店』としても活動をしています。架空の世界の商店の再現をコンセプトに、実際に稼働する機械仕掛けの人形「闇商人」を従えたエンターテイメント性も重視したショップ作りでこれまでにデザインフェスタやワンダーフェスティバルといったイベントに出店しています。

11/21(土)、22(日)開催のデザインフェスタ Vol.42にも出店予定。

 

 

 

 

 

インタビュアー:fengfeeldesign(http://www.fengfeeldesign.org)
ライター:青のりしめじ(http://www.aonorishimeji.com)

日本でのスチームパンクシーン


スチームパンクとは1980年代に作られたSFのジャンルの1つで、19世紀に発達した蒸気機関をモチーフにしています。蒸気機関は19世紀、産業革命の発展と共にその主要なエネルギー源として、当時ヴィクトリア朝と呼ばれる時代だったイギリス、そして西部開拓時代を迎えていたアメリカなどで蒸気機関車など数多くの機械に使用された時代を象徴する科学技術で、後に電気やディーゼルエンジンなどといった新たな科学技術に主流の座を奪われるまで、100年近くに渡って人類の進歩に貢献しました。そんな蒸気機関や当時の文化風俗の、現代からみるとレトロでカッコいいデザインをSFの要素としてフィーチャーしたのがこのジャンルで、スチームパンクの”スチーム”は蒸気から取られています。

 

 

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​Steampunk Hunter by vita(Plauen,Germany)
http://steampunker.de/miete-kauf/show/steampunk-hunter-out01004/#.VZy-Xu3tlHw

 

 

 

スチームパンクという造語は元々はサイバーパンクというジャンルから派生した19世紀が舞台の空想歴史ファンタジーを描いた作品を示す言葉として作られた言葉だったのですが、今ではそういった作品に登場する架空の蒸気機関装置、例えば蒸気で空を飛ぶ飛行船や、蒸気式のガトリングガンやライフル、ゴーグルにコンピューターといったガジェットそのものにもスチームパンクという言葉が使われます。どちらかというと今のスチームパンクという言葉にはフィクションのジャンルを示す言葉というより、そういったガジェットの雰囲気やそれらへの愛好を示す言葉といったニュアンスの方が強いかもしれません。

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Clockwork Quartet – стимпанк группа из Англии(Russia)
http://steampunker.ru/blog/clockworkquartet/124.html

 

 

 

スチームパンクは誕生した80年代から90年代にかけて世界中でブームとなり、今では西欧やアジアの諸国を中心に、世界各国に根強い愛好家=スチームパンカーが存在しています。日本にも80年代のSFブームに乗って輸入され、ハリウッド映画などを通じて大きく広まりました。また、スチームパンクのファンは単にスチームパンク的な映画や小説を楽しむだけでなく、自分でそういったガジェットやアクセサリーを製作したり、時計やテーブルといった日常にあるものにスチームパンク的な加工を施してそれを改造したりしています。そういった愛好家自らが積極的に作品を創造していくDIY的な側面もスチームパンクの楽しさのひとつになっており、蒸気機関という一言だけではくくれない間口の広さ、発想の自由さがスチームパンクの大きな魅力になっています。もっとも歴史を重視し、ヴィトリア朝のファッションを身に纏い、その中にあくまでも歴史的な要素としてスチームパンク的なエッセンスを取り込むタイプの愛好家もいて、そういう一派はスチームパンクとは分別されて俗にネオ・ヴィクトリアンと言われています。西欧人にとってのスチームパンク愛は19世紀への歴史愛、日本人の和装への憧憬に近いものもあるのかもしれません。ゴシックやロリータといったジャンルとも親和性の高いネオ・ヴィクトリアンもイギリスの他、西欧アジアを問わず世界各国にファンの多いジャンルとなっています。

 

 

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​photo by Gray Scott
http://photoandvideos.altervista.org/tag/gray-scott/?doing_wp_cron=1397869874.4209389686584472656250

 

 

 

スチームパンクはまだ出来て日の浅いジャンルの1つですが、そもそもスチームパンクという言葉ができる前から、スチームパンク的な作品というものは既にこの世に存在していました。スチームパンクがしばしば舞台にすることの多い19世紀の間に書かれたSF小説はその源流的な作品に当たります。

それらの作品はSFというジャンルそのものにとってもパイオニア的な作品に当たりますが、例えば1903年にイギリスで出版されたH.G.ウェルズの『タイムマシン』は、当時の機械装置を使って時間旅行することを描いた作品で、現代の目線から視ることで、そこに登場する架空の機械がスチームパンク的な要素を持っていることがわかります。2002年に作られたガイ・ピアーズ主演の映画版がその好例と言えるでしょう。

同様にフランスのジュール・ヴェルヌによって書かれた様々な冒険小説、『月世界旅行』『八十日間世界一周』『海底二万里』といった作品もスチームパンクの始祖、重要なアイデア源として知られています。この頃日本でも押川春浪の『海底軍艦』など多数の冒険小説が出版されており、こちらも和風なスチームパンクのアイデアの源流と言えるのかもしれません。

その後1980年代にスチームパンクという言葉が誕生するまで、ヴィクトリア朝を舞台にした歴史改変系のフィクション小説など、多数の先駆的な作品が生まれました。ウィル・スミス主演の有名なSFアクション映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』の元となるTVドラマ、『The Wild Wild West』も1960年代に放送が開始されています​。

スチームパンクの世界観を最初に世界に広く知らしめたのは小説家ウィリアム・ギブスンの『ディファレンス・エンジン』という作品だと言われており、この作品でギブスンは19世紀のイギリスでチャールズ・バベッジという科学者が当時構想していたものの結局は完成に至らなかった蒸気式のコンピューターが実際に完成し、現代の情報化社会が1世紀早く来た世界を描きました。

ここに過去の蒸気機関という文化と近未来の世界観を融合させるという最もオードソックスなスチームパンク的物語の土台が完成し、その後ショーン・コネリー主演で映画化された『リーグ・オブ・レジェンド』の原作アメリカン・コミック『The League of Extraordinary Gentlemen』が生まれるなど、多くの作品が世に広まっていくにつれその世界観も様々なジャンルへと浸透していき、スチームパンク以外の作品にもスチームパンク的なデザインが取り入れられるなど、SFというジャンル全体にも非常に大きな影響を与えました。1999年に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』もデザインなどの面でスチームパンクの影響を大きく受けている作品だと言えるでしょう。

スチームパンクが文化に与えた影響は大きく、国内外を問わずスチームパンクの影響を受けた多くの作品が生まれました。映画やアニメなど、ヴィジュアル面に訴えかけるものに特にその影響が顕著で、上述したいくつかの映画の他、『ライラ 黄金の羅針盤』『ヴァン・ヘルシング』『プレステージ』『シャーロック・ホームズ』シリーズ(ロバート・ダウニー・Jr主演)等が知られています。また『THE ORDER 1886』『RAGE』『サクラ大戦』シリーズなどスチームパンク的な世界を舞台にしたゲームもいくつか存在しています。『ファイナルファンタジー』シリーズのいくつかの作品もスチームパンク的な世界観を取り入れていることで知られています。

アニメでは大友克洋の『スチームボーイ』や、『LAST EXILE ラストエグザイル』シリーズ、『怪傑蒸気探偵団』などが知られており、宮崎駿の『天空の城 ラピュタ』や『ハウルの動く城』もスチームパンク的な作品として捉えられています。

スチームパンク的なガジェットを製作する作家も英米に集中していますが、どちらかというとヨーロッパはネオ・ヴィクトリアン的なスタイルに合わせたアクセサリーやマスクといった服飾関係の小物を製作する作家が多く、アメリカには蒸気機関車のミニチュアや可動式の家など、大型の蒸気機関ガジェットを製作する作家が多い傾向があるようです。ミュージシャンのボブ・ディランも大型のスチームパンク・ガジェットの制作者として知られています。日本国内ではアクセサリーや指輪など小物などの服飾系の作品に人気があり、一方で大型のガジェットを製作するクリエイターも一定数存在しており、アメリカとヨーロッパを合わせたような状況になっているようです。

 

 

 

 

 

 

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​Elf Fantasy Fair Arcen 2010, Steampunker – Martin

 

 

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​Tom Banwell Designs
http://www.tombanwell.com/#/steampunk-plague-doctors/

 

 

 

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​Kinetic Steam Works
http://www.kineticsteamworks.org/

 

 

 

Steampunk Hunting Jagd

Steampunk Hunting Jagd

Frau Hippe
https://www.facebook.com/FrauHippe

 

 

 

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​Tim Wetherell – Clockwork Universe
http://www.wetherellart.co.uk/sculpture_clockwork.html

 

 
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​Bob Dylan
http://gizmodo.com/hey-did-you-know-bob-dylan-is-a-steampunk-metalworker-1462363371

 

 

 

日本でのスチームパンクシーンは早くからSFブームなどの流れも相まって海外の作品が多く入ってきていた状況もあり、認知度は高い状態がずっと続いていましたが、スチームパンク的なファッションやガジェット、アクセサリーなどが流行り始めたのはここ最近になってからで、大正ロマンや江戸川乱歩作品などの醸し出す魅力と合流した、海外とはまた1つ違った独特の観点からの和製スチームパンクとも言うべき独特なシーンも生まれ始めています。煙都煌々は特撮ギター研究所( http://www.miwakazuki.jp )、新星急報社( http://shinsei.nu )、fengfeeldesign( http://www.fengfeeldesign.org )によるスチームパンクユニットで、オリジナルのスチームパンク小説をネット上で公開、さらにそこに登場する刀や銃といったガジェットを実際に作って販売しています。

五十嵐 麻理( http://steampunk.seesaa.net )はスチームパンク文化を中心に自作のガジェットや工作物などを紹介するブログ『スチームパンク大百科S』を立ち上げ、その中で家具やアンティークなどの室内装飾をスチームパンク風にアレンジする方法をまとめた書籍『ネオ・ヴィクトリアンスタイル DIYブック ホームズの部屋・スチームパンク室内装飾』を出版しています。

 

 

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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476612653X/gensougarou0e-22/ref=nosim/

 

 

 

またStrangeArtifactは服飾ラインPoorman’sGoldLabel(プアマンズゴールドレーベル)も手がけており、牛本革の装備品をはじめ、「身に付けるだけでスチームパンク」をコンセプトにしたガジェットを多く販売しています。

 

 

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​Poorman’sGoldLabel
http://www.strangeartifact.jp/about-pmg.html

 

 

 

その他の国内スチームパンク作家としては、末吉時計と呼ばれる独自の時計の製作で知られる末吉晴男(http://www.eager-beavers.net/suekichi/tokei.htm)、コレル銃ことオリジナルのスチームパンク光線銃(スチームパンクレイルガン)シリーズを製作しているコレルリア(http://koreru.exblog.jp/)、”鉱山都市 GEAD City”という架空の世界観をモチーフにした作品を作るGEAD(http://www.geadcity.com)などが知られています。

 



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​末吉晴男『曜子と日出男』
http://ameblo.jp/chikyusaibuyer/entry-10896601912.html

 

 

 

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コレルリア 『VERONICA MK-1』
http://koreru.exblog.jp/

 

 

 

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GEAD 『Roodyペンダント』
http://geadcity.thebase.in/items/1747311

 

 

 

また、GEADは特撮ギター研究所の作家、三輪一樹が手がけるsteeldrops( http://www.steeldrops.org )ともコラボレーションしています。

煙都煌々は特撮ギター研究所、新星急報社、fengfeeldesignによるスチームパンクユニットで、オリジナルのスチームパンク小説をネット上で公開、さらにそこに登場する刀や銃といったガジェットを実際に作って販売しています。(煙都煌々: http://www.entokoukou.com/)

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クリエイター向けのスチームパンク関連の書籍はまだ少ないですが、スチームパンク東方研究所がグラフィック社から出版している同名のムック本が知られています。同シリーズは現在までに計4冊刊行されています。

スチームパンク東方研究所は現在日本国内におけるスチームパンク関連の最大のイベントであるスチームパンクの祭典『スチームガーデン』とも関わりがあります。同イベントはこれまで7回開催されており、日本のスチームパンクシーンを盛り上げる旗手として注目を集めています。スチームパンクのイベントとしては他に上述のStrangeArtifactが主催する日本蒸奇博覧会があり、こちらには上述の煙都煌々や特撮ギター研究所もOPEN HATCHシリーズで参加しています。
その他多くのスチームパンク作家がワンダーフェスティバルやデザインフェスタなど、日本各地で開催されるイベントに出展し自作のガジェット類を販売しています。

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