最初、形を見た時、それがなんなのか認識する事が出来なかった。このアートワークをするという事は、イメージをなんらかな形で感化する事が使命であるとすぐに分かりました。この写真を撮った季節は冬でした。イメージをしていたものを淡々と撮っていましたが、何か物足りず、このままでいくのかという時に、庭の寒椿に目がいきました。早速、2輪だけ切り取って、花びらを分解し夢中で撮影したのを覚えています。結局、その写真はfirststageでは使う事はありませんでしたが、今回、2ndstageを行うにあたり、引っ張り出してきたという具合です。この為に用意した花形装飾活字も併せてご覧いただけると幸いです。今回、時期が空いたというのは大きな事であったと思います。アートワークは当時のままで、新たにグラフィックデザインを行いました。3年前に自分の作ったものではありますが、新鮮なものというか、今には無い、熱意みたいなものが感じられて、その熱意のまま、成長した技術で今回のグラフィックデザインに望みました。挑戦として、花形装飾活字も1つのアートとして、主役のシルバーアクセサリーと同等に扱う事で、新しい価値体系を築く事が出来ました。3年前のものなので恥ずかしい所も多々ありつつ、そういう所も、包み隠さず見せる事で、変わらぬ良さというか、当時やってた良さの再確認みたいなものを自分でも感じる事が出来たように思います。
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